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あん摩マッサージ指圧師・あマ指学生対象


指圧とは、碓井流活法の理論を取り入れた指圧法です。
指圧は、操作自体は単純ですが、それゆえに奥が深いものです。
また、少し練習しただけでは身に付けることもできません。
そこで、このクラスは継続して施術する・受けることを繰り返し

時には他人の施術する姿を見ることで、より深く指圧を理解していきます。
もちろん、基本の手指・身体の操作から応用テクニックまで行います。

受講は予約制です。(※ 予約可能日・時間はホームよりご確認ください。)

 受講料:1回 5,000円

「  活法指圧について 」

 

活法指圧は、日本古来より脈々と受け継がれてきた活法の理論を世に広く受け入れられている
指圧に当てはめて考えたものです。単に指圧といっても単純な操作の中に沢山の意味が含まれて
いるはずなのですが、その部分はうまく伝わっておらず技術面ばかりが取り沙汰されているのが
現状だと思います。指圧は日本の浪越徳治郎氏が広め、その後多くの流派が生み出されました。


活法にも指圧のような技がございます。

これは 反発無く深く圧し! 圧しきったところから更に気を透していく技法。


指圧にどう活用していくのか ・・・ 碓井流活法の理論を理解し応用すると、さらに高い効果を

生み出すことができます。


指圧に碓井流活法の技術を加え、指圧臨床の場に活かせるものとしたのが活法指圧です。

 

指圧自体は、手指の使い方、操作の方法などが単純で、誰にでもできる手当ての方法です。

一度コツをつかんでしまえば、後は練習・経験次第でいくらでもうまくなります。

ただ、そこまで行く間に誤った手指の使い方、姿勢をしていると、自分の身体を傷めてしまう

ことにもなりかねません。

基本をおろそかにせず修練し、頭だけでなく身体で覚えていくことが大事 になります。

 

 ■ 手指の使い方


 基本的には母指圧を用いますが、場合によっては他の指、母指球、小指球、手根部なども

用います。いずれも力を抜いての操作。また、圧している指以外の支えも非常に重要で

むしろ圧している指より支えがしっかりできればできるほど深い柔らかい指圧ができてきます。
お腹や背中などでは母指に反対の母指を重ねる操作も用います。このとき下になる母指には
まったく力を加えず、上になる母指で圧すようにしていきます。


 ■ 姿勢の注意


 立ち位置や圧す母指の腕などはできるだけ楽で無駄な力が入らない姿勢をとります。

人によって背の高さ、手足の長さなどが違いますので自分のいい位置を練習の中で掴むこと。

まず、肩の力を抜いて肘が軽く曲がった状態で手がフワっと乗るように置きます。

圧す母指と自分のおへそを真っ直ぐになるような向きをとって圧していって下さい。

圧す場所を移動する時には、少しずつ身体の向きを変えつつ指圧していきます。

届かない、圧しにくくなったら身体ごと移動すればよいのです。


 指圧する際には身体を前後に体重移動していきますが、もっとも効率よく母指に力を集中

させるには、むしろ移動しすぎないことが重要です。練習の際には自分のもしくは練習している
人の肩口を触ってみて下さい。前に移動しすぎると肩口に力が入り、固くなってくるのが分かる。それでは理想的な圧を加えることができません。

肩口に力が入る手前の位置が、実際に最も良く圧せる位置になります。頭の位置も同じです。

一生懸命圧そうとするばかりに頭が下を向いてしまうこともよくあります。

そうすると重い頭を支えるために、身体のバランスが崩れ余計な力が入ってしまいます。

これらの点を注意し、自分の感覚で良い位置をつかんでいって下さい。


 ■ 力の使い方


 フワっと手を置いたときには肘が軽く曲がった状態のはずです。まず、そこから肘が伸びて

いくように 伸筋を活用するのが 活法指圧の圧し方になります。このとき変に力を入れすぎない
ようにして下さい。人によっては肘の関節がもともと柔らかく力を入れすぎると反ってしまう
こともあります。これでは母指に力を集中させることができません。

肩に力が入ることも多いのですが、それも注意して下さい。腕だけでなく背中、腰、ひいては

足の力まで母指に伝えていくには途中でさえぎるような力はいらないからです。

圧している母指を支点に 自然と身体全体が伸びていくようなかたちがとれると理想的な

指圧に近づいていきます。


  また、指圧は体重をかけて ・・・ と言われていますが、実際に母指だけで身体全体の体重を
支えきるのは無理があります。大きな勘違いで、体重をかけること、力をこめること

身体を傾けることとは違います。 前述した通り、母指に重力を集中させることを目的にし

安定したかたちがあってこそ、そこからはじめて体重を乗せることができます。

伸びる動作だけでも十分に指圧することはできますが、より深く、強い圧を加えたいときには

この方法を用います。誰でも最初から強い圧を出せるものではありません。

無理なく支えられる限りで練習を続けていれば、自然と強く圧せるようになります。

無理をすると指や手首、肩など自分の身体を傷めてしまい、そのまま続ければ指が変形したり

腰を痛めたりするので注意して下さい。 指圧をしていく中で、ある程度基本の操作ができるようになっても、その一つ一つに深い意味があることを知らなければ、心のない技術だけの施術になってしまいます。
意味を知ってこそ、効果は大きく高まります! これからその意味を探索していきましょう。

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