ボディバランス理論2

今回は上半身のボディバランスを説明したいと思います。

上半身は第12胸椎を下に頂点とする両肩との三角形で成り立つと考えています。

また、肩から手先までの三角形第7頸椎を下に頂点とする頭との三角形 もあり
前回の下半身の三角形に加えて、人間の身体には5つの三角形があると考えます。

 

例えば、腕を前に上げる動きが良くないとします。これを解消するには沢山の方法がありますが
ボディバランス理論に当てはめて考えると・・・

頂点である第12胸椎にアプローチすれば良くなります。しかし、この事を知らないと多分
肩関節や肩甲骨周りの筋などを探り、結果がでないこともあります。
また、頸の動きが良くない時には、同様に第7頸椎にアプローチしていくことになります。 

全て当てはまるとは言いませんが、ボディバランス理論を知り患者さんを観ることが
最も重要かもしれません。 これらの三角形は患者さんの症状がどこにあるかによって
診察のポイントが絞れるのでとても施術がしやすくなります。

該当する三角形の中から探っていけば原因もみつけやすく、もしその三角形の中に原因が
なかったら、はじめてそれ以外を観るようにすれば施術に慣れないうちは困らないと思います。

碓井流活法には、その三角形の中の症状・その原因に対して、アプローチできる方法が数多く
あります。一手一手覚えていくには時間もかかり大変ですが一度使えるようになってしまえば
一生の宝です。