相関関係 頸(ムチウチ)

頸から上の三角形は 「 第7頸椎 」 を土台としています。


頸の動きは前屈・後屈・側屈とありますが、特に回旋という動きが特徴的ですね。
顔や頭を左右に向ける動きの事です。 頸の動きが悪くなる原因は様々ありますが
今回は事故などの衝撃による 「 ムチウチ 」 を例に挙げたいと思います。

 

ムチウチの調整は・・・当然、この頸の土台を調整するように行います。
第7頸椎に向かって行う 「 肘打ち 」 という技法があるのですが、それ以外にも
頸の回旋をテーマに調整を行います。

衝撃を受けた時に、力いっぱい握ってしまった手先の緊張を抜く「 扇の調整 」 
衝撃に備える為に足を踏ん張る事によって開いてしまった、膝関節を調整する 「 膝関節締め 」です。これらを行うと頸に触れていないのに不思議と、頸の回旋の動きが良くなります。

 

碓井流活法の調整では、まずボディバランスの中に当てはまるものを確認していきます。
しかし、中にはそれだけに当てはまらないこともあり、今回の例のように
離れた部位も観ていく必要があります。 

これは「 相関関係 」といって この部位にはここが関係がある という
先人達の経験の集積から見出されてきたポイントです。 今回ご紹介したムチウチのポイントは様々な療法の中でも聞いたことがなく、碓井流活法ならではの発想から生まれたものと 
思われます。 今後、このような部位ごとの相関関係も記事にしていきたいと思います。