施術に入る前に

碓井流活法では施術者は、患者さんよりも常に高いエネルギーを持つことが重要と考えています。それは、同調・同化作用が自然と起こり、高い方から低い方へエネルギーが流れていくためです。

そして、患者さんに触れるときには、手や身体にムダな力を入れないこと。
これには 「 伸筋 」 を意識してうまく使うことが重要
です。


これらをやりやすくする方法があります。

 

「 裏張り 」 ムダな力を入れず伸筋をうまく使えるようにする方法です。

まず腕を横に伸ばし、L字になるように肘を曲げます。
腕全体を後ろに引きつつ背中を張るようにします。めいっぱいのところまで引いたら
そこからグッとさらに引きます。力をゆるめて腕をおろしたら1回深呼吸。

そうすることで、手や腕、背中の 余分な力が抜けます。

 

次に、気を高める方法 です。

① 手のひらをこすり合わせ熱くなってきたら手を離し、パッパッと手をはらいます。
② 両腕を上に挙げて手を振り、ストンと肘を落します。
①② を行うと手のひらがジーンとしているはずです。

こすったり振ることで電気を起こし、はらったり力を抜くことで余分な電気を捨てていると考えています。この状態で患者さんに触れ始めると、手も暖かくなっていて受けた感じがとても良いと思います、ぜひ試してみてください。