碓井流活法では、腰痛パターンを中心とした腰痛に効果的な技法が多々あります。
しかし、いくら効果的であってもそれは 手技の世界。100%はありえません。
そんな中でも特に注意しなければならないのは、施術の適応外 の場合です。
まれにですが、腰痛で動けない方の仙骨周りを確認してもらと、仙骨の逆三角形の角3カ所に
青あざ・内出血 がみられることがあります。
もしこれがみられた場合は、決していじってはいけません。
しばらくじっとしてもらうようにして施術はしないで下さい。かえって悪化させてしまいます。
また、患部に熱感や腫れがある場合は、筋膜の過緊張を起こしているため、まずアイシングをして
その後軽い運動程度にしておいてください。 ムリにがんばらせるとやはり悪化してしまいます。
施術を行っても、しびれや痛みが全く消えない場合や、一瞬効いてもすぐに元に戻ってしまう場合
それ以上は施術を続けない方が良いと思います。ほとんどの場合はまったく変化がないという事は
ありませんが、僕は 真性ヘルニア の患者さんの時にこれを味わいました。
もともと碓井流活法は、「 治す 」という考え方はありません。 患者さんの状態に合わせて
その支持点・作用点となることがその目的です。 施術はやってみなければわかりませんが
施術できない場合には無理に何とかしようと思わないことも重要です。