肩や股関節は左右が協調・連動して動いています。
碓井流活法では、これを 「 兄弟関節 」 ととらえています。
兄弟関節ですから、もしも片方が悪くなると反対側はその分負荷を受け
更に悪くなっていく悪循環を生みやすく、碓井流活法では、それを逆手にとって
良い方から調整することで悪かった方を良くするという方法を用いる事が多い。
臨床では痛めている部分を患者さんはいじられたくないものですよね。
痛めていない方をどのように動かすと楽になるのかを確認できれば調整できます。
肩なら腕全体を内巻きにねじる・外巻きにねじる動きです。
どちらかに捻じれば痛めている方が動きやすくなるはずです。
それを確認したら、良い方にねじりきって、さらに肩に影響が出るようにもうひと巻き!
同様に股関節なら内旋・外旋の動きとなります。
股関節の調整は片膝を痛めている方に、それ以上悪化させないようするのにも有効です。
この方法なら患者さんも怖がらずに受けてもらえると思いますので、試してみて下さい。