卒業試験や入学試験、国家試験など、受験生の皆様にはカゼ・インフルエンザなどに注意し、体調管理をすることが最も重要な時期になりました。そこで、碓井流活法のカゼに対する手技をいくつかご紹介させて頂きたいと思います。
①「カゼの症状抜き」頸の後ろの皮膚をつまみ、左右交互に揺らしながら引っ張っていき、最後の皮膚の残りをピンっと引き抜きます。カゼをひくと頸の後ろが緊張しますので、それを皮膚からゆるめる感じです。
②「柏手の祓い」熱が上がってきたときに行います。受け手に正座してもらい、その背後から柏手を打ちます。廻りに響くような音がでるように、手をしっかりと開いて打ってください。音の波動ではらっている感じです。ただし、結構音が大きいので近所迷惑にならないように。
③「カゼ抜けの導引」カゼの治りが悪い、いつまでも治りきらないときに使います。このような場合、碓井流活法では左の恥骨筋に緊張がでると伝えられています。仰向けで、左足をくの字に曲げてもらい足首をもちます。足首を軽く引っ張り、膝が床をするように頭の方へできるだけ上げてもらいます。上がりきった所で、さらに足首を引きこらえてもらいます。そのまま膝を下から持ち上げるように抵抗をかけこれもこらえてもらいます。3~5秒経過したら「ストン」の合図とともに一気に脱力してもらいます。
あくまで対症療法や予防的に行うもので、その効果を保証できるわけではありませんが、カゼのひきはじめや治りかけのときに試してみてください。