新たな相関関係 発見中☆ その5

 碓井流活法で行う膝への主な施術パターンのうち「腿裏のロープゆるめ」という技術があります。これは手刀で腿裏のハムストリングスの間を突き、その奥を骨に向かってさらに突き込み、そこにある緊張を緩める方法です。これを行うと膝・足がとても軽くなります。

 

 ところがこの技術を行うのに手刀、すなわち指先が固定できないと強く突くことができません。せっかくお伝えしても、効果は非常に高いのに指がもたないと言われることもしばしば・・・。そこでそれに代わる技術をと思い、いくつか思い当たるポイントを検証してみました。

 

 腿裏と相関にあるのは・・・「梨状筋」は梨状筋でも「坐骨と尾骨の間の少し上」にでる硬結と「鎖骨下筋」の2カ所でした。梨状筋の導引の応用で、下に開く足は膝を普段より浅めの角度に置き、導引の抵抗は反対の膝に向かってかけるとこの硬結がなくなり、同時に腿裏も緩みます。鎖骨下筋へはそこへの軽くゆするような刺激が有効でした。腿裏が苦手な方はぜひお試しください。