復習:腰痛パターン3手・・・坐骨上げの前に必ず行う
①膝裏の硬縮取り ②外腹斜筋の導引 ③梨状筋の導引
「坐骨上げ」・・・坐骨神経痛に
まず、坐骨を脳天に響くように軽く打ち、変化を感じてもらう。足の母指と示指の間で坐骨をとらえ、骨盤をゆする。足で坐骨をとらえ固定したら、足首あたりを持ち押し引きをつくる。さらに坐骨を上げたら、顔だけ後ろを向き、踵を遠くへ下ろすように足を下げていく。踵が床についたら深呼吸させ、殿部~踵まで片足ずつズバッとさする。踵が床につくまで、一切足の固定や牽引の力を緩めないこと。
「骨曲げ」・・・下腿や足部にシビレが残った場合に、足の疲れにも有効
下腿の中央あたりを自分の膝にのせ、脛骨粗面と足の中足骨の先端の両方に、ゆっくりと均等に圧をかけていく。限界までしならせたら、ゆっくりと力を抜く。
「婦人科疾患系の調整」・・・痛い調整だが遠慮なく行うこと
①三陰交への刺激:少し痛みに慣れるまで、両方同時に
②血海のラインへの刺激:10cm位の幅で少し痛みに慣れるまで、片方ずつ
③鼡径靭帯の下のラインへの刺激:上前腸骨棘の外側から恥骨に当たるまで、両方同時に3回
④鼡径靭帯の上のラインへの刺激:骨盤の中で向かって恥骨に当たるまで、両方同時に3回
⑤下腹部3本のラインへの掻き出し:指先を重ね、上の手で押しきったら、圧を緩めずに足側へずらす。上から3カ所くらい鼡径靭帯・恥骨に当たるまで、3本のラインを3回
⑥深呼吸:仙骨の下と下腹部に手のひらを当て、お腹を膨らませるように息を吸ってもらう。最後に、さらにお腹をポコッと膨らませるように誘導し、ゆっくりと息をはいてもらう。3回