昨年度に引き続き、今年度の八王子盲学校の理療科特別講座Ⅱの講師の依頼を受け、活法講座をやらせて頂きました。テーマは昨年度と同様の「腰・肩・頸」です。まず簡単に碓井流活法での腰痛の施術ポイントをお話しさせて頂き、実技に入りました。
腰痛施術のポイント
①膝裏:腓腹筋外側頭・腓骨頭の少し下で後ろ側 ⇒ 「膝裏の回転運動」
②脇腹:外腹斜筋・腸骨稜の上部 ⇒「外腹斜筋の牽引」
③殿部:梨状筋・仙腸関節の際 ⇒「側臥位の梨状筋の反射」
肩に「肩の霊振り」腕を吊った状態で、肩甲骨を良く動かす
頸の回旋に「カスミ」腕を固めた状態で、後ろに引く反射を入れる
今回の手技は操法や牽引・反射など、一見簡単そうでも効果を出すには意外と難しいものでしたが、学生さん・先生方も楽しそうに受けてもらえました。始めはうまくいかなくても、そこは施術家を目指すみなさん、少しずつ探りさぐりコツを飲み込もうと熱中し、あっという間に時間が過ぎてしまいました。残りの時間で質疑応答を受け、学生さんの大転子上部の痛み・膝の調整や活法の手技の使いどころなどをお話しさせて頂きました。どうもありがとうございました(^o^)/