予防医学の一つとして

碓井流活法の数多くの技術は、その場で大きく変化を出せることがひとつのウリですが
それ以外にも 予防の観点を持った ものもあります。
糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす生活習慣病という用語も一般的になった昨今
今回はそれらの「予防にこの一手」というものをご紹介させて頂きます。

それには疾患ごとの 予兆を見逃さないことが重要 ですね。

 

■ 糖尿病の予防に 「 すねの内側のゴリゴリ 」 

すねの内側で、骨のきわのラインの沿って押すと、とても痛い部分があります。
糖尿病になりそうな方はこの部分が特に硬く、ゴリゴリ・ボコボコしています。
その硬いところを痛いですが、少しずつつぶすように押していく とだんだんと
平らになってきます。

 

■ 心筋梗塞の予防に 「 左側の鎖骨・肋骨の盛り上がり 」 

あおむけに寝た状態で、左側だけ鎖骨と肋骨下部が盛り上がっているように観えたら
心臓の疾患に心当たりがないかを確認します。
そして、あおむけのまま 鎖骨の上に手のひらを重ね固定し、数回深呼吸 をしてもらいます。

これを 肋骨下部にも同様に 行い、うまく固定できると盛り上がりがなくなります。

 

■ 脳卒中の予防に 「 頸すじの血管の浮き上がり 」 

頸すじに血管が浮き上がっている場合や、ドクンドクンと脈を打つように動いているのが
観えたら脳卒中の予兆と言われています。まずは血圧が高くないかなどを確認します。
そして、正座で頭の後ろで指を組ませ、肘をすぼませ、背中を丸める ようにして貰います。
肘に手をかけ、下に引くように固定 したら、そのまま 頭を持ち上げるように
無理のない範囲でガンバらせ、これを3回行います。
そうすると頸すじの浮き上がりがへこみます。

 

碓井流活法では、これらの他にも腰や膝などの 運動器への予防的な技術も 数多くあります。
ある程度症状が改善されてきたら、施術のオマケとしてこのような技術を加えていきましょう。