新たな相関関係 発見中☆ その3

 本日の活法指圧教室でまたもや感覚の良い「美容の坂尻京子さん」より新たな発見が得られました☆まず、以前より伯父より伝えられていた「棘上筋と胸椎」との相関を検証してみました。棘上筋の硬結・圧痛は、肩甲棘の外側から順に第1胸椎~第7胸椎と連動しており、最内側は第8・9・10胸椎、第11・12胸椎は第1胸椎と同じ部位に反応がでます。その胸椎を動かすと棘上筋が緩みます。また、胸椎の裏に当たる胸骨のキワや肋骨にも同様に反応がでます。また、逆に棘上筋を緩めるとその部位に連動した胸椎の動きが良くなります。

 

 そんな中、他に肩や首などの症状に何かないかなぁ~とさらに身体を探っていくと・・・京子さんが足の方に何か感じる?!とのこと。そこで足の甲を細かく確認していくと「肩甲間部・肩甲骨内縁、棘上筋、頸と足の甲」に相関関係があることが分かりました。

 

① 母指の中足骨・示指の中足骨(母指の土踏まず側・母指と示指の間)は肩甲間部・肩甲骨内縁

② 示指・中指の付け根(MP関節の両側)は棘上筋

 ※ 示指の中足骨・中指の中足骨(示指と中指の間・中指と薬指の間)は棘下筋

③ 薬指の中足骨・小指の中足骨(中指と薬指の間・薬指と小指の間)は頸

 

 それぞれに足の甲を押すと痛い部位があり、そこを刺激すると相関にある部位が緩みます。これらのうち、母指側は太衝というツボがあり、碓井流活法でもその付近が血圧や冷え性のポイントに、小指側は臨泣というツボがあり、こちらは半身に症状が偏る場合のポイントになっています。今までも足の末端はいろんなところに反応がでるのは何となく分かっていましたが、感覚の良い方の身体から教えていただくことで、それがより明確になりました。中足骨に向かって押すので痛いのですが、肩や頸の緊張が強い方・なかなか緩まない方に、ぜひ一度試してみてください。