ギックリ腰の人を寝かせるには

ギックリ腰で座ったまま動けなくなった、または立ったまま動けなくなったという場合に
どう対処されていますか? 

施術をしようにも、ベッドや床に寝てもらうことすらできないと難しいですよね。

碓井流活法では、座ったまま行える腰痛パターンの導引術や、立ったままで固定と移動を応用した操法などを用います。今回は立ったまま動けなくなった場合の対処法を記載します。

 

① 受け手の後ろに立ち、後ろから手をまわしおへその下あたりのお肉をギュッとつかみます。
腰を密着させ固定したら、お腹をつかんだまま軽く5回位屈伸してもらいます。


② 壁に手をつかせ、腰の痛い所をおさえ固定します。そのまま軽く5回位屈伸してもらいます。

 

① または ② を行うと少し痛みが軽くなります。
また、痛い部位の反対側から指先を当て貫くように行う 「 透し 」 を使ったり
腰を手刀で前と後からはさんむように固定し軽く前屈・後屈させる「 痛みを切る 」 方法
というのもあるのですが、これらの方法で痛みが軽減し動けるようになったらゆっくりと
仰向けに寝てもらい、そこから本格的な腰痛パターンを行うのが碓井流活法のやり方です。